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わかりづらい地域のスラム化

2009-01-05(月) 07:31 | 三浦周時

現代には現代に合った防犯や連絡方法が必須です。
良心のある街の見張り番のおじさんおばさんたちは激減し、代わりに老老介護の老夫婦が子供たちの遊び場を奪います。

そうそう、娘が小学生のとき、アパートの前の道路や駐車場でキャッチボールをしていました。
娘の小学4年生からの3年間、地元のソフトボールのジュニアチームで汗を流していた頃のことです。
同じチームの子たちも近所でしたから、そんな光景が日常でした。

近所の老夫婦が頻繁に「ここ(道路や駐車場)で遊ぶな」と親が見ていないときを狙って言ってきて、娘が泣いて帰ってきたこともありました。
なぜそこで遊んではいけないのか納得のいく説明は一度もありませんでした。
親が一緒だと同じことをしていても何も言ってきません。
大人の事情なら大人同士で穏便に話せばいいのに。
何の必要があって子供だけのときを狙うのでしょう。

近所には自由球場もある大きな公園があります。
もちろん、小学生が野球やキャッチボールをするのは許されています。
一方で大人のゴルフの練習は禁止されていますが、これは安全への配慮です。
犬の散歩で沢山の犬とその飼い主と仲良くなれます。

ところが子供たちだけで行くと公園は恐ろしい場所に変わってしまうことがあります。
男の子、女の子、どちらも不審者に狙われ、露出魔も現れます。
学校から届く不審者情報のプリントにも、毎月近所の不審者情報が書かれています。

少子高齢化が進み、さらに格差もあるのでしょう。
古くて安いアパートが多いこの地域では生活保護を受けている家庭も珍しくありません。

隣人は優しそうな白髪の老婆の一人暮らし。

9月。
通院や仕事で忙しくも充実した秋でした。
妻の体調が安定している日を待っているうちに、買い置きの花火を楽しむ前に夏が終わってしまい、過ぎ行く季節を惜しむ思いで親子3人の花火大会をしました。

夏至の夕暮れが8時なので、夜9時は決して遅すぎる時間ではありません。
花火の種類も地面に置いて火をつけるような派手なものでもなければ、音がうるさいものでもありません。
それでも近所には配慮したつもりで、小声で忍ぶように花火を楽しんでいました。

明かりの消えた老婆の部屋から特徴のある九州訛りで何やら叫ぶのが聞こえます。
わざわざ明かりを消すことに何の意味があるのかはよくわかりません。

渋々、避けていた公園に移動しました。
私がトイレに行きたくなったとき、体力のない妻と幼い娘を不気味な公園に残して行くのが心配でなりませんでした。

娘が高校生になれば、親子だけの花火にはなかなか付き合う暇はなくなるでしょう。